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■ M&Aで一気にIPOを達成する

今の事業の売上と利益では、どうしてもIPO(上場)が難しいことがある。
IPO(上場)を急がなければ、競合会社に勝てなかったり、景気や流行などのタイミングもある。
この状態をいっきに突き破るためには、いろいろな方法があるが、その1つがM&A。
つまり、似たような業種の会社とM&A(合併)することで売上と利益をかさ上げして、IPO(上場)を目指す。

もともと、M&Aとは、すでにできあがっている事業を買うことで時間を早める。
簡単に言えば、お金で時間を買ってる。
では、M&Aを使えば、本当にIPO(上場)は近道になるのだろうか。

実は、M&Aで買った会社の社長の7割が失敗したと考えている。
失敗とは、高値で買ってしまったことを指す。

結果的に、M&Aが失敗する理由は、下記の3つ。

1.事業のシナジー効果(相乗効果)があまりなかった
事前の調査とは、すこしビジネスの仕組みが違っていた。
そのため、事業を組み合わせても、自社の売上や利益が大きく変わらない。
ほとんどシナジー効果はなく、もっと安く買ってもよかった。

2.社長のコネでつながっている取引先が多かった
M&Aの後には今の社長の居場所がなくなるので、辞めてしまうことも多い。
すると、いきなり売上が下がる。
ビジネスに魅力があって取引しているわけではなく、社長の魅力によって売上が上がっていたことに気づく。

3.主要な社員が辞めてしまった
M&Aの後で、辞めたい社員を募ると、中心となる社員がドンドン辞めてしまう。
特に、退職金制度があると、辞めるきっかけを与えてしまうことにもなる。
最悪の場合には、1つの部門の社員全員を引き連れて出て行ってしまうこともある。


このように考えると、M&Aは使えないのではと思うかもしれない。
ところが、IPO(上場)を目指している場合には、あまりこのような問題が起こらない。

シナジー効果などなくとも、売上と利益が単純にかさ上げされることで、IPO(上場)は近くなる。
IPO(上場)できてしまえば、お金を調達して、売上も利益もいっきに大きくできる。

M&Aした後にIPO(上場)を目指す場合には、以前の社長も株主として残ることが多い。
そのため、IPO(上場)という目標が一致して、社長がコネを使った売上を維持しようとする。

M&Aによって入ってきた社員には、ストックオプションをあげる。
社員は退職金よりも、ストックオプションの方がダンゼン大きいので、辞めない。

このように、IPO(上場)する目的でのM&Aは、成功する確率が高くなる。
しかも、IPO(上場)したときに増える時価総額を考えれば、M&Aで買ったお金の方が断然安い。
ただ、IPO(上場)を目的としたM&Aでも、失敗することがある。
それは、買った会社が思った以上の売上と利益がなかった場合だ。

未公開会社では、決算書が間違っているというよりも、正確な簿記の処理がもともとされていないことが多い。
簡単に言えば、決算書は税金を計算したり、銀行からお金を借りるための道具にしか過ぎない。
これをIPO(上場)のための厳密な会計方針に変えると、売上や利益が変わってしまう。
利益が黒字のままならまだよいが、赤字になれば、足を引っ張ってしまう。

これを回避するためには、M&Aする前に、買う会社の決算書をIPO(上場)の基準に合わせて作り直すだけでよい。
修正された決算書をもとに、M&Aの判断と価格を交渉する。
それだけで成功するM&Aが実現でき、しかもIPO(上場)できる。

(監修 公認会計士 青木寿幸)

投稿又は更新日時:2007年03月31日 18:19


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