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■ 上手な増資が、IPOを早める

上場するためには、お金が必要になる。
IPO(上場)した後ではなく、上場前ということがポイント。

これは、どんな事業でも、儲かってくると有名になる。
マネする会社が増える。
今や、競争相手は国内だけではなく、海外から進出してきた子会社も無数にある。
マネしなければ、もっと最悪。
価格競争で値引き合戦になるからだ。

では、これを回避するにはどうすればよいだろうか。


答えは、ビジネスのスピードをとにかく速めることだ。
売る商品が多くなれば売上原価(仕入価格や製造原価)が下がるので、価格競争にも勝てる。
もともと、スピードが速ければ、マネも難しい。
あっと言う間に、取引先も社員も多くなれば、いきなりそれに立ち向かおうとする人はいなくなる。
ニッチな部分で競争するか、一緒に共同して儲けようと考える人の方が多くなる。

このスピードを速めるためには、絶対に必要なものがある。
それは、お金。
社員を雇い、事務所を拡大し、設備に投資する。
IPO(上場)していなければ、売掛金の回収も強気にはなれない。
そのため、買掛金(未払金)の支払いが先になってしまう。
売上を伸ばすほど、「売掛金−買掛金」の差が大きくなる。

確かに、儲かっていれば利益は出ているので、銀行がお金を貸してくれるだろう。
しかし、銀行の業務のスピードは速くない。
貸付ける金額も去年の決算書の利益をもとにして決めている。
毎月、事業が拡大する会社では、銀行からだけの借入ではいつも不足してしまう。
社長が資金繰りのことばかり考えていたら、売上も伸びない。

これに加えて、自己資本比率の問題もある。
銀行は、貸付ける会社の自己資本比率が低すぎると稟議が通らない。
資本金1千万円の会社に10億円を貸し付けるのは無理なのだ。
もちろん、十分な担保があり、収入が多い連帯保証人がたくさん居れば貸してくれるだろう。
普通は考えられない。

そこで、増資でお金を調達することを考え始める。
もちろん、増資してもらうからには上場が目指すことになる。
株主は、銀行と違って、利息も元本も保証されているわけではない。
IPO(上場)しない未公開会社の株式を持つほど、裕福な人はいない。
未公開会社の株式ほど、お金に換金が難しく、利回りゼロの商品はない。
IPO(上場)してこそ、初めて株主は儲かり、元本も回収できる。
つまり、ビジネスのスピードを速めて競争に勝つためには、IPO(上場)しなければならないという結論になる。

資本政策を作って上手に増資を行い、お金を効率よく集めることがIPO(上場)するために欠かせない技術だと言える。
さらに、IPO(上場)してからも証券市場からお金を集め続けなくてはいけない。
IPO(上場)したからと言って、ビジネスのスピードを緩めてもよいわけではない。
しかも、IPO(上場)することで、維持するための経費が何倍にもなる。

お金がずっと必要ということだ。
そのために、できるだけ社長の持株比率を高くしたままでIPO(上場)することで、そのあとからの資金調達も楽になる。
未公開会社の時代の資本政策がうまい会社が、その後も生き残れる。

(監修 公認会計士 青木寿幸)

投稿又は更新日時:2007年02月01日 09:46


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